2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧
街中が色づく頃も、松は毅然と緑の針葉を天に向け、いつも不動の姿で立ち続ける。
本場、富有柿を口にすると、日々介護する友の送ってくれた、心配りの味が引き立つ。
照明が落とされた会場。フェルメールの光が、私の心身の空洞に差し込む時、胸に迫り、まだ何も完成していないと感じる。
総門の近くのもみじ、松、銀杏は、赤、青、黄色の葉が照り映えて、人と阿吽の呼吸をする。
一、二輪の白いつつじが、春の眼差しを止めて、柔らかな秋の光に返り咲く。
白雲の中の丸い月が、巨大な目玉焼きの気球になって浮かぶ、晩秋の美味しいナイトショー。
りんごを横に二分すると、蜜の花に出合った。天と地の神秘がぎゅっと詰まった果汁が、今日の分の幸せ。
桜並木は葉を落とし、骨太の素の形を主張して、これからいちばん桜らしく生きる。
地球市民のオバマニアはね、螺旋形で発展する世の中、オバマのテキストに、赤と青のバラをあげずにいられないの。
身丈50㎝程の大振りな葉の下に、薄紫色が滲むかぶの瑞々しい姿は、心をほぐす力を与えて、酢漬けになる。
冷たい木枯らしが吹くと、地下水70%の水道水が、あったか冬支度で蛇口まで走ってくる。洗う顔がしゃきっとして有難い。
バラク・オバマ氏のスピーチは、政治の根本は言葉だと胸を打たれる。人民は、歴史が 刻まれる「チェンジ」を、国境を越えて待つ。