2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

野見山暁治展

初公開「かけがいのない空」は被災地を歩いた心象風景だ。全然わからないの溜息を突っ切って、赤い鮮やかな色彩が「生、そのものがイルージョン」と90歳超の画家の言葉と響き合う。

同じ空

ひんやりした青空に北朝鮮から激震が走る。どんな厳寒の空気も互いを思いやる気持ち から緩む気がする。3.11の義援金もかの国の人民の働きから。

雑巾

桃色や水色の雑巾は水仕事を面白がってさっとやる。マイクロファイバーのなすがままやるようだ。視覚も感触も手玉に取って大したもんだ。

ホットドリンク

ガラスカップに生姜蜂蜜漬を入れ熱湯を注ぐと、薄片が踊って琥珀色に揺れる。透明の黄色の液体が身体を巡れば、ささやかな温かみあるひととき。

贈り物

友より手作りの贈り物は、親指ほどの木製サンタクロース。平板の小さい顔に喜怒哀楽を表に出さず、祈りのクリスマスにそっと近づく。

冬の朝顔

近所の垣根に朝顔を設えた前を行くと昔の光景がふっときた。夏休みの宿題に蝉の声と育てたラッパ形の淡い藍色の大輪のこと。冬に堂々と夏を連れ出す花の力よ。

今年の師走

小雨降る日の外出も、左右に大きな街路樹のある道にする。回り道だけど何故かいつも気が整う。今年の師走は、この空気感をチャージすれば邪気を払えるかもしれない。