2008-01-01から1年間の記事一覧

聖夜

聖夜は宇宙の特別の計らいの慈愛で、クリスマスを祝う人もそうでない人も、ひと際きらっと光る。

太宰 治没後60年記念展

三鷹駅近く着物姿のイケメンを追う、とある所で39年の全仕事を見せてくれる。故郷は青森だが三鷹に住む太宰治と言う。もっと知りたい。

けやき通りのイルミネーション

こち”んまりした商店街の初のイルミネーションは、自分サイズの暮らしは地元から、 と青い光で困難の向こうをそっと照らし出す。

麻生内閣

支持率や迷走発言は横に置き、初の日中韓サミット会場で、迎えた子どもたちへの麻生スマイルが、強いキャラの存在感となるよう願わずにいられない。こんな厳しい師走になった今は。

師走の気分

タバコを吸うおじさんと茶色のふわふわ犬が、腰掛ける駅前通りのスポットに、師走の 気分がゆるむ。

朝のイルミネーション

雨上がりの朝、日光を浴びる雫の宝石が木々を飾り、今日の予定はよい予感となる。

落ち葉掃き

小さい庭に、側の公園の落ち葉が降り積もる。夏の木陰のお返しにせっせと掃かないと。

デザートはアイス

真冬のアイスクリームって、顔の強ばりもとろける瞬間が好き。

高貴高齢者

80歳を超えてなお、お米の商いを始めた女性の電話に、入浴中、挑戦する気がじわっと 湧く。

初冬の玉川上水

水面に、青空と骨太な黄葉のいちょうが飛び込む玉川上水は、落葉を乗せて、木漏れ日 の中、ゆっくり走る。

赤いシクラメン

郵便受け脇の、赤い可憐なシクラメン・バスケットにあっとの声が、新聞店主名にかすれるも、花のギフトは心弾む。

いつも松は

街中が色づく頃も、松は毅然と緑の針葉を天に向け、いつも不動の姿で立ち続ける。

岐阜の富有柿

本場、富有柿を口にすると、日々介護する友の送ってくれた、心配りの味が引き立つ。

フェルメール展へ行く

照明が落とされた会場。フェルメールの光が、私の心身の空洞に差し込む時、胸に迫り、まだ何も完成していないと感じる。

平林寺の紅葉

総門の近くのもみじ、松、銀杏は、赤、青、黄色の葉が照り映えて、人と阿吽の呼吸をする。

つつじの返り花

一、二輪の白いつつじが、春の眼差しを止めて、柔らかな秋の光に返り咲く。

おいしい月

白雲の中の丸い月が、巨大な目玉焼きの気球になって浮かぶ、晩秋の美味しいナイトショー。

津軽りんご

りんごを横に二分すると、蜜の花に出合った。天と地の神秘がぎゅっと詰まった果汁が、今日の分の幸せ。

立冬からは桜木

桜並木は葉を落とし、骨太の素の形を主張して、これからいちばん桜らしく生きる。

オバマ氏勝利演説テキスト

地球市民のオバマニアはね、螺旋形で発展する世の中、オバマのテキストに、赤と青のバラをあげずにいられないの。

直売所でかぶを買う

身丈50㎝程の大振りな葉の下に、薄紫色が滲むかぶの瑞々しい姿は、心をほぐす力を与えて、酢漬けになる。

かしこい水

冷たい木枯らしが吹くと、地下水70%の水道水が、あったか冬支度で蛇口まで走ってくる。洗う顔がしゃきっとして有難い。

オバマ大統領候補

バラク・オバマ氏のスピーチは、政治の根本は言葉だと胸を打たれる。人民は、歴史が 刻まれる「チェンジ」を、国境を越えて待つ。

ハロウィン

街のどこもかしこも、にーっと笑うカボチャちょうちんのハッピーハロウィンに、気前よく、パンプキンパイで応える。

ヘンなこだわり

瞬時のスイカチャージは、せわせわしくあっけなくて、せっかちな私が、間を置きカードを取る。

果物と蚊

秋色の果物はみな良し、と満悦の体に、元気な蚊がそっと来て、吸血鬼の仕事をする。

岐阜県垂井町・竹中彰元師の名誉回復

戦前に非戦を唱えた、竹中彰元僧侶の名誉回復を地元民より知る。尊い行為は、かくも長き時を経て伝わるものなのか。

10月19日・日比谷公園「土と平和の祭典」に行く

公園広場の大きな祭りの、かつて同じ場で、9.11衝撃がもし東京なら、と大噴水より落下する水しぶきの記憶は、突然、どよめきの中に。

10月19nichi

日比谷公園「土と平和の祭典」に行く(10月19nichi