2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

お相撲さん

日本人のお相撲さんが恋しいが、外国出の力士は輝く体躯の肌から、流暢な日本語で母語のように話す。国語教育の技能賞は国技にかかわる皆のものだ。

卒業アルバム

昔のポストを彷彿させる「ポスト型スティックのり」。これを電子糊にして心のアルバムを張り直す。尖がっていた青春時代の昭和が静まって水色風景へ。きっと卒業アルバムも。

春嵐

雨上がりの朝、家の周りを掃除していると、飛び散った枝葉に悩んだ自分の欠けらも混じって、春嵐はどこか憎めない。

赤ちゃんの手

覆われたベビーカーから赤ちゃんの左手が覗く。爪をつけたちっちゃな物体が、ふわふわ動くだけで、柔らかい気持ちがずっと一緒の電車の中。

花粉症なの

枝越しの青空の陽気が、歩道までみなぎる。大きな木の花芽を見上げては、何度も花粉のつらさを払いのけ、すっくと立つ。

3月の光

くつろいでいると、ふっと亡き母の情感が、3月の光とぺーパーウェイトのような存在で来る。懐かしさとよるべなさの余韻が残る。

近くで鶯

ケキョケキョ。浅い春を連れてホーホケキョ。鶯の初音ライブに、いつもの朝が、曇天の空気を揺らし色めく。

桃の花

余った桃の一枝を、その昔、海辺で出合ったブルーのガラス瓶に挿せば、紅桃が青く澄んだ海と近づく。

冬季五輪女子フイギュア

ジャンプに挑戦する真央選手を「もう1人の私」と表現するヨナ選手。日常生活のそれぞれの場で、19歳2人の粋を真似たい。