2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

迷子と夏休み

道案内をしたお礼に、むくむくと光り輝く入道雲と、夏休みを駆ける小学3年生になる魔法をもらった、雨模様の夕べ。

大風に吹かれて

戻り梅雨の明けた日、陽気が舞う大風に吹かれて、今一瞬、足るを知る自分がいる。

自分解散

40日間、自分解散して、昼は現実、夕暮れは年月をあぶり出し、我を欺かない決断力をもつ。なに蝉と太陽の応援をもらうのさ。

黄泉への出立

明け方ガタコト不審な音がした。親戚の黄泉への出立をただ念ずるうち、ふと手向けの生花は家族愛の色、と気が落ち着く。

デジタル蛍

フランス革命記念日のキャトールズ・ジュイエに家なかの電気革命が始まる。闇に新たなデジタル蛍火。

選挙から選挙へ

東京人の地方人、日本人の地球人、暮らしを分かち合うまつりごとに、ニッポン列島の 梅雨明けを焦れて待つ。

炭酸水

プレーンソーダを飲めば、蒸しムシはぷちぷち消えて、グラスに清涼ワールド弾ける。

梅雨の晴れ間に買い物

路上のビニールシートに、互いのネームストラップを指す。ハートモチーフに真珠も星も輝いて百円玉五つの買い物。金のローマ字が幼なじみの名を呼び合う。

すいかの味覚

黒しま皮のシャツに、赤いココロのすいかが好き。梅雨空のまだまだの味覚から、年後半がスタートする。