2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

いちご

柔肌のツブツブ苺たちが、2センチほどの蔓を目印に、みてみて味わって、と紅いアピールを店頭で繰り広げる。

遅桜

まだ間に合ったと見上げた八重桜は、さてさて、下向きにゆさゆさ揺れて感応する。

花粉症好転

長年の花粉のぐずぐずに、予期せぬ化学反応は個人を平らにして、特別の春が嬉しく居る。

葉桜

立ち止まって、さくらーバラ科ーの名札に目をあてると、ふと葉桜が今が旬といった。

雨上がりの日

駆け出したくなる雨上がりの日、緑を揺らす風の心地よい乗りに、かえって気持ちはたゆたう。

春のたたずまい

明けた外は緑が出揃い、見知らぬ春のたたずまいに、あわててそっと居住まいを正す。

4月99日所秀雄三回忌

桜におくられた気迫の人は三回忌となる。魂の証の言葉を使い、呼吸するように笑うイメージは、享年八十八を超えて他者に生きる。時代に先駆けた「共生」の眼差しは、不穏な世界を見守る。

アジア三大テノールコンサートinサントリーホール

日中韓の三大テノールが五体にしみ入り、皆で歌った「ふるさと」のハーモニーに今宵、同じ出自のアジアを意識する。

千鳥ヶ淵でお花見

千鳥ヶ淵のたおやかな桜に息を呑む。花の雲からつっと飛んできた鳥が、立ち尽くしている気持ちを破る。