2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

菜の花

寒暖の行き来に小言を言う身体の声を聴く。菜の花をさっと湯掻きマヨ和えで食べれば、いつか見た菜の花畑の、そこにいた陽ざしがやさしく降り注ぐ。

足早にきた春

東京地方に足早にきた春のなか、中東各国の展開が早すぎる。けどネットサービスと自由を求める人びとのつながりは、旧メディアを超えて大きなうねりで世界を巻き込み止まらない。

スギ花粉

毎年、スギ花粉を律儀に受け入れてきた私を出て、今年からずぼら体になる行く手に、心への飛散が少なくなるとの予報。

夕暮れ

月が出た。白梅と根元の残雪を照らす。全てがない交ぜになった、何か分からない感覚が立ち現れて、うすい水色の夕暮れは落ち着かない。

バレンタインデー

2011年のバレンタインデーは、エジプトの市民らと熱いハートのチョコレートを分け合いたい。

春の予告

久しぶりの慈雨を湛えたひんやり感の空気は、朝から意気込みが違う。工事中の道路にさえ土ぼこりを押さえて、さっと早春の陽ざしを通す。

帰ってきたミニコンポ

年を跨いでようやく直ったミニコンポが定位置から音を出す。ポータブルと違い、心持ち動じない深みの空気が振動するような。

いり大豆入り田づくり

ごまめを炒ると、フライパンの中で小さなカタクチイワシが、銀色を放ち飛び回って生き返る。いり大豆入り田づくりは、節分にして旧元日を祝う。