2011-01-01から1年間の記事一覧

逆転勝ち

新総理もなでしこジャパンに続く逆転勝ちは、コツコツ励むうちに何か偉大な力が働く物語。それなりの愉快な逆転ホームランがあなたにもわたしにもきっと。根拠はないけど。

いとこ会

眼を閉じれば今夏のいとこ会で、3.11に各自がいた米国・霞が関高層ビル・自宅等の体験のこと。乾杯のアルコールフリービールの味覚に一人ひとりの命・日本はどこへの気がかりが混ざる。

アクセントをつける

夏が戻った雨模様の日、快便は語る。耳元にピアスでアクセントをつけるように、この爽快感で一日の流れに力点を配分するとオシャレだと。

言葉の夏休み

あまりにも暑くて言葉たちはしおれてた。自然体で待つと急に土砂降りが見舞う。空気は冷めたものの、自分の言葉は自分で優しく守ってあげないと見失いそうだ。

草取り

夏が来ると小さな庭の草取りは早朝に。今まで雑草はわんさと生えて敵対気味だったが今年は違う。根強い生命力が健気にと無言のアクションがしきりなのだ。

風にゆれる萩

駅への公園のわき道に、小花つく萩がせり出て顔に触れる。うねり揺れる枝葉に蝉時雨も降るなか、ふと優しい気配を感じる。

なでしこ国民栄誉賞

なでしこ国民栄誉賞の報に自分を観れば、胸に赤いなでしこ徽章の中学生がよわいを重ねた今に。「残り3分」から「フランクフルトの奇跡」がくれた一筋の希望の光を3.11後のマイ再生バッジにする。

ニルスのふしぎな旅

アニメ「ニルスのふしぎな旅」風に、ヘリに乗る若者のスウェーデン空中散歩。美しい映像とABBAのサウンドにただただ入り込む透明な皮膚に、BSプレミアムの雷鳴る真夏の夜の夢が。

仏教の講座

大きな余震と共に4月に開講した仏教講座。地球というグローバルな視点からの学びは、3.11後のいのち・暮らしがひたひたと迫り、図らずも素直な心への修業教室となった。

虫干し

気は進まないが服の虫干しをする。クロゼットの掃除や風を通す間に、土用の陽ざしが衣類と体に直にきて、押し入れた物と心に涼風が吹く心地する。

魁皇の引退

魁皇の引退会見。2000年初場所千秋楽で負け越した黒星が、史上最多の場所と勝利の起点だったと明かす。人生を星取り表になぞらえば、白黒の星は祈りと希望の象徴だと教わる。

なでしこジャパン優勝

なでしこジャパンの快挙に中学校歌が響く。「可憐ににおうなでしこ」が「嵐をしのぎ雪にたえ」のはるか昔の少年少女。幾つもの悲痛を抱える日本の初めての夏に向き合う。

サーキュレーター

強い風・中の風・弱い風が直進する小ぶりのサーキュレーター。最近、手にしたこの寡黙なスグレモノと組んで今夏を凌ぐカクゴだ。

早い梅雨明け

早い梅雨明けに戸惑う。白日は震災後の世の様変わりをさらして、思案する心の凹凸が慌てる。新しい気付きを蓄積し進めば、少しはわかってくるかな。

蕗谷虹児展へ

大正、昭和の女学生を虜にした蕗谷虹児展へ。戦前のパリの短髪少女スケッチに、今の私を重ねたり、時代を経ても大人が抱いてる少女の面影が、平成モダンになるのが不思議だ。

朝摘みトマト

友の朝摘みトマトをギュッとかじる。濃い果汁がはじけて家庭菜園の不ぞろいの色や形や味が賑やかだ。太陽と土と雨風と友の眼差しをいただく。

茶毒蛾の消毒と剪定してもらった椿はこざっぱりする。虫の攻撃や重厚さが小さな庭に不向きだが、亡き母が好いたというだけで蔑ろにできない絆がある。

ピーマン

ピーマンの若い果実に習い頭の中を空にする。濃緑の艶やかな肌を縦切りし冷やして刻み塩こんぶと和えれば、涼しげな味わいが訪れる。

キャンドルナイト

夏至の夜、ろうそくの明かりとゆらゆらして先行きに不安を感じつつも、私の内なる光が消えぬようそろりと動いて、世の「エネルギーシフト」を見据える。

かぶのソテー

オリーブオイルでじっくり焼いたかぶは、塩のみでうま味を出す。付け合わせなのに主役みたいと小さな喜びを見つけては、ウツウツたる水気の多い日々を過ごす。

スーパーへいく

スーパーへ行くと日用品は整然と並び、3ヶ月前のあの光景は遠く感じる。けど突然、眼に見えない何かが、生きることって何?と追求し買い物客は哲学者にされる。

かたつむり

雨上がり。広い葉の上に大きな丸い貝殻を負うかたつむり。ぬめぬめと自在に二対の角を出して独りパフォーマンス。小さな庭も生物の多様な生き方を繰り広げる。

紫陽花

ガラスの花瓶に水色の紫陽花がよく似合う。室内でも梅雨晴れより降る日に、球状に密集した花のささやきのまことが届く。

ジャンケンで決めよう

生徒会にも似た国会の新しい代表選びは、ジャンケンで決めよう。何ものにも一切とらわれない平等なコミュニケーションツールだもの。真剣勝負で恨みっこなしよ。

世界記憶遺産

国宝でない筑豊の炭鉱絵が「世界記憶遺産」に登録されたと知るや、マイ絵巻は記憶の奥で鳴り響き、取り留めなく入り乱れぱらぱら続くばかり。

五月もみそか

花粉や虫に顔を赤く染められるうちに梅雨入りだ。雨期は「シーベルト」の横暴な振舞いに負けたくない。こちとら「シューベルトの子守歌」で適正な睡眠をとる所存。

5

「百花繚乱展」へ

自粛の気持ちが緩んで花見に出かける。花ばかりの日本画の美術館は満開だ。華やかな花々の力が迫るなか、花瓶に名も無き草花の絵を見て、新鮮で懐かしく目が潤む。

再びドミンゴ

被災地へ放映のテノールとソプラノの「ふるさと」。見事な調べの余韻に自分をのせて食事の支度。ポテトサラダはうーん!と仕上がり、普段はない達成感をもらう。

学生時代の仲間

学生時代のあの頃の女子力がもりもり出て、はるか昔の話しは止まらない。忘れ物を見つけたような空気が膨らんで、未来は引き算で暮らせば、大切なものを取り戻せるってわかる。